そうめん食べたい

2018
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ペンギン⋆ハイウェイ
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見ました。
以下とりとめのない感想ネタバレ
恥ずかしながら森見作品に触れたのはこれが初だったのですがこの人天才か。
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作品の構成として非常に不安定というか綱渡りの上で成り立ってるというか、凄まじいバランス感覚でエンタメしててヤバい。このバランスで書けと言われたって絶対に描けない。
問題提起と解決、残った問題と更に浮上してきた問題、みたいな順を追うオーソドックスな構成じゃなくて不思議!不思議!よくわからんけどこうか?なんだこれ!やべえ!から全部まとめるとかどんな神経してたら書けるんだろう。破綻寸前すぎて怖すぎる。
一方で牽引する要素も散りばめられているし確かな文法に基づいたサブストーリーも入っているおかげで所々カタルシスもあり、しかし一番の見せ場を予想させずに期待を煽る手法とか逆算したって作れる気がしない。才能と技術がありすぎる……
そういう独特のバランス感覚で作られてるから見てて最初は結構不安だったのですが途中からもう考えるのをやめて楽しんでいました。楽しかったです。
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すげー雑に分解すると「世界を守ることのできる記憶喪失のヒロインとその手助けをする主人公」みたいな感じの割と単純な構図に行きつくのにいろいろ捻るだけでこうも面白くできるのか、と思いました。まあ捻り方が尋常じゃないんですが…まずペンギンってなんだ。どっから出てきた。発想がヤバい。
多分これお姉さん(ヒロイン)が同級生で謎の転校生でも成り立つんだけどそこをあえて外すことで新たな形の関係性を作り(そのせいで若干それってずるくね?みたいな気持ちはある)、ペンギンというキャッチ―な要素を入れ、どこかノスタルジーというか共感させるテクニックを使って…みたいな説明はできるんですけど 逆算ならともかくじゃあ狙って作れるとは到底思えないしとにかくすごいなあという感想しか出てきません。
そもそも劇場で見るまで予告以上の情報入れてなかったのでペンギンハイウェイってここまでSF、というかセカイ系に近い作りとは知らなかったのですが、「SFはここまで自由にやっていいのか」と「SFはここまでやらなきゃいけないのか」という希望と絶望を感じました
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ペンギンに載ってからはもうずっと泣いてたんですけど、これがわからない。言語化できない。
感動したときは何が原因でどこが琴線に触れたか大抵言語化できるのですが、本当にこのシーンはわからないけど泣いていた。
そのあとの最後のシーンは自分が泣いてる原因はわかったんですけど本当に謎。なんだろう終わりに向かっているのがわかっていたからかなあ
アオヤマ君は泣かないことにしているのに……
あんまり関係ないけど海沿いの街の心象風景が地中海っぽいのがとてもよかった。
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細々した点だと冒頭で小難しいこと言ってるアオヤマ君が妹の口を拭くところでいい子だな、と思わせたり
最初メガネはストレスを与えるからいらない気がしてたけどハマモトさんとの研究の空気をラブコメに寄せないのにいい塩梅だな、とか
ガキ大将はステレオタイプだけど直接アオヤマ君の足を引っ張るというよりハマモトさんやメガネの方を引っ張ってたせいか思いのほかストレスにならなかったのが上手いなあ(でも地図破りの件で禊はあってもよかった/ハマモトさんにビンタされたのが禊か?アオヤマ君が殴るのは必要だったかも)、あと最後の協力が王道でいいな、とか
全体を通してフェチズムに溢れてる感じが非常に好感が持てました。ただこの作品ってどこの層に向けて作ってるんだろう。
コメディタッチで面白くしてわくわくさせる前半の作りは隣の席で見ていた子供も笑ってたけど後半以降は子供には難しそうだったし
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いやーでもとにかく面白かったなあ。いつか体験したかもしれない平成最後の夏を過ごさせてもらいました。
もう一回くらいは見たい
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